沖縄県豊見城市のコミュニティFM局 株式会社FMとよみ
〒901-0292 豊見城市宜保1丁目1番地1 豊見城市役所内オフィス

Newsお知らせ

2021.03.09

防災レポート

2021年3月11日で東日本大震災から10年
    県内の新聞でも震災を体験し語り部として活動されている方の話や防災について考えさせられる記事が掲載されています。
災害が発生した時にどのように行動し、命を守る行動ができるのか、日頃からの備えが大切です。
    県内でも防災意識を高めるための様々な活動が行われていますが、今回豊見城に住む児童が防災意識向上を目的に参加したコンクール入賞の嬉しいニュースが届きました。
入賞したのは「なないろ児童クラブ」に通う座安小学校3年の「なないろキングス」
    一般社団法人 日本損害保険協会が開催した「第17回ぼうさい探検隊マップコンクール」の「デジタルマップ」部門で全国から集まった296作品の受賞5作品に選ばれました。

 昨年の夏休みに、危険な個所や防災備蓄倉庫などを見学し取材を行いタブレットで写真と文書でまとめたマップを作成したそうです。マップ作りを通し「安全だと思っていた場所でも危険なところがあることが分かりました。」「災害が発生した時には、一人でも安全な場所に避難する。」「周りの人にも声をかけて避難します。」と防災への意識が高まったようです。

     また豊見城市では、2月28日に自主防災組織の皆さんが参加し「豊見城市 避難所開設・運営訓練」が行われました。
沖縄県防災士会の松村さんを講師に「大型台風が発生し数時間後には直撃する」設定で、避難所を開設し運営するには?をグループに分かれて考えていくワークショップ。
 避難所に集まった自主防災組織メンバーは、始めに、ゾーニング(立ち入り禁止区域や体調の悪い方を案内する場所などの区域分け)を行います。

続いて、避難をしてきた住民の受け入れ対応訓練(受け入れ時に体温や住所、持病などの情報を専用用紙に記入してもらいます。個人情報となりますので用紙の取り扱いも慎重に行わなければいけません。)

  そして、避難者からの個別の要望への対応について、それぞれ意見を出し合い対応方法を考えていきました。
豊見城市内でも住んでいる地域によって地形や危険な個所が違います。急な避難所運営ですと運営側が慌ててしまいスムーズに避難者の受け入れができないことも予想されます。 

 参加者からは、「いろいろな事を考えておかなければいけませんね」「もしも、その時になったらどう対応したらいいのか悩みます。」と感想を伺いました。
災害への備えは事前の準備が大切です。 子供も大人も一緒になって防災意識を高め災害に強い町にしていきましょう。