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今回の第14号は、ジョン万次郎関係資料（10）として国宝である尚家⽂書（しょうけ もんじょ）のなかから「⼟佐⼈漂流⽇記」が紹介されています。

尚家⽂書とは琉球王国時代の王家である尚家に伝来してきた古⽂書のひとつです。

ジョン万郎は⼟佐藩中ノ浜村（現在の⾼知県⼟佐清⽔市）の出⾝であるため、⽂書の名称に「⼟佐⼈」と表現されています。

執筆・翻刻（ほんこく）は浦添市⽴図書館沖縄学研究室専門員で歴史家の栗野慎⼀郎さんです。

栗野さんは早くから尚家⽂書の「⼟佐⼈漂流⽇記」に注⽬し、翻刻作業やジョン万次郎会等で講演活動をされている方です。

尚家⽂書「⼟佐⼈漂流⽇記」が活字となって世に出るのは初めてのことだそうです！

姉妹都市交流などジョン万次郎と豊⾒城市とが⻑年の交友関係にあることから、豊⾒城市史だよりへ寄稿いただくことになったようです。

今回の「豊見城市史だより第14巻」の資料は歴史民俗資料展示室で無料配布され、ホームページ でも一般公開されていますので是非ご覧ください。
発刊にあたり栗野さんは「宿題を果たした気分」とおっしゃっていましたが
さらに掘り下げたい箇所もあるようです。

６０歳、還暦の栗野さん。まだまだ研究は続きます！